ノマドについて世間が誤解している事を解いてみる

ここ2〜3年、フリーランスの人が自宅ではなく、カフェなどで仕事をする「ノマド」という働き方が話題になっています。

世間では、ノマドという働き方に対して、格好良いとか、自由な感じだとか、漠然とながらもプラスのイメージを持つ人が増えているみたいです。一方で、ノマドに対して冷ややかな見方をする人たちも、相当数にのぼります。一部には「ノマド詐欺」なんてものが生まれていることを引き合いに出して「ノマドなんてやるもんじゃない!」と完全否定する人も居ますね。

さて、かくいう私はフリーランスになって、この4月で11年目に突入します。WEB系のフリーランスとしては、相当な古株に属すると思います(年は取りたくないもんですなぁ・・・)。まあ最初の頃は、バイトと掛け持ちしていましたが(^_^;)。

そして、ノマド歴も非常に長いです。ノマドという言葉が流行り出す前から、ノートパソコンを片手にカフェなどに繰り出し、自宅以外で仕事をする事もしばしばありました。というか、バイトと掛け持ちしていた初期の頃も、空き時間にノートパソコンでサイト作りしていた位ですから、ノマド野郎としても10年選手ですわ。

そんな日本最古級?のノマド野郎として、最近のノマド賛否両論に対して、一言いっておきます。どちらの方も、ノマドの本質がわかっていらっしゃらないようで。私がノマドで仕事をする理由はただ一つ、それは


家ではやる気が起きないから


・・・これだけです。

(゚Д゚)<<(はぁ?なに贅沢言うとるねん!)

そんな読者様の非難が聞こえてきそうですが、これは事実なんです。自宅、それも自室を仕事場にすると、公私の区別が付きづらいので、どうしても仕事がはかどりません。ちょっと仕事して「疲れたなぁ」と感じたら、2秒後にはごろ寝の体勢に入れる環境なのです。私のように意志の弱い人間にとっては、魔物と共存しているに等しい状態です(^_^;)。

そんなだらけた精神を断ち切るために、カフェに行って仕事するのです。カフェに行けば、ごろ寝することも出来ませんし、他人の視線がある環境なので、家で居る時の怠けた精神状態にはなりません。常に寝食を行う自宅と、ノマド先のカフェでは、気合いの入り方が違ってくるのです。

これは私だけの話ではないでしょう。作家の人などが、温泉旅館に籠もって執筆活動を行うのも、同じ理由だと思います。太宰治川端康成宮沢賢治など、多くの作家が温泉旅館で名作を書き上げたと言われていますが、彼らは普段と違う環境に身を置くことで、インスピレーションを研ぎ澄ませていったのだと思います。

作家もWEBデザイナー(アドセンサー)も、クリエイティブな仕事です。発想力が命ですから、脳に日常とは異なる刺激があった方が、アイディアが沸きやすいものです。この辺の感覚は、肉体労働やルーティーンワークを行っている人からは、中々理解しづらいことかも知れませんが。

要するに私が言いたいことは、ノマドというのは、オフィスを持つ金が無いから行うものでもなければ、格好付けたいから行うものでもありません。良く言えば頭が働きやすいから、悪く言えば家では仕事が捗らないから、ノマドするんです。私のような軟弱者は、ある意味「仕方なく」ノマドしているとすら言えますね。おそらく大半のノマド仕事人は、私と同じようなものだと思いますよ。気分転換やモチベーションを高めるために、行っているはずです。

ですから、ノマドに憧れる人たちの感覚というのは、私には少し違和感を感じます。積極的にやりたいものじゃないですよ、ノマドって。

実際にノマドしてみれば分かりますが、カフェで仕事するのは、周りの客の話し声・騒音との戦いという面もあり、仕事をするのには向かない環境です。また、PCやiPhoneといった仕事道具の「バッテリー切れ」リスクとも隣り合わせです。勿論、お金も掛かります。そういうデメリットを背負ってでも、脳のスイッチをONにするために、あえて行うもの・・・それがノマドなのです。

・・・以上、ジュンク堂書店喫茶コーナーよりお送りいたしました(笑)。


※気が向いたら、私のノマド道具の紹介記事を作るかもです。
余りに軽装で、多分驚きますよ〜( 'ー`)。

スピード狂である事も、フリーランスの武器になる

フリーランス個人事業主として喰っていく際、強力な武器となる能力の一つに「スピード」があります。私などは仕事が遅い方なので、仕事が早い人間というのは、それだけでも尊敬の眼差しで見てしまいます。

┐('〜`;)┌.。oO( 遅いっていうか、お前何日ぶりのブログ更新だよ・・・ )

いや、まさにそこなんですわ・・・仕事遅いから、ちょっと色々忙しくなると、他の事まで手が回らなくなるんですよねぇ(・∀・;)。これは、私の最大の弱点だと言えます。

一方で、私の知人に「スピード狂」とでも言うべき人物が居ます。彼は、元一流企業(多分、名前知らん人は居ないという超大企業)出身で、昨年から個人事業主に転身しています。いわばフリーランス界の新参者ですが、まあ何というか、10年選手の私が圧倒されるほどの切れ者です。特に驚かされるのが、仕事が超早い!彼の持論は「スピード命」と公言していますが、本当に嘘偽りなく、何をやるにしても行動が超早いのです。

彼は私と同じように、アドセンスをメインに収入を得ている「プロのアドセンサー」ですが、一つのページを作るのが非常に早いのです。どの位早いかというと、時事ネタを追ったブログを作成して、大手の新聞社サイトに勝ってしまうほどです!

また先日、私が当Blogで「開業届に潜む罠」という記事で、文筆業は事業税の対象外だという事を書きました。すると彼は早速それを実践、文筆業で開業届けを出して、受理されたそうなのです!

今のペースでいけば、彼は今年、事業税の対象ラインを超えるはずです。しかし、文筆業として認められているわけですから、事業税の督促状は来ないはず。(一方でワタクシは今年、十数万円を搾取される見込み(-_-;))

このように、彼は何をやるにしても素早い男なのですが、ちょっと猪突猛進すぎる所があり、何度か大きな失敗もしています。それを見て、私は最初の頃は、彼の「スピード狂」を適度になだめようとしていました。しかし最近、そのような助言は改めるべきなのかなぁと、考えさせられている次第です。

フリーランスの強みは、大企業と違って、自分一人で意志決定を行えることです。この強みを生かして、大企業では及ばないスタイルのビジネスに注力することが、フリーで喰っていくのに重要です。だったらとことん、仕事のスピード、意志決定の早さを追求し、大企業が真似できないビジネス展開をすることが正解なのでは?

件の彼は「早く決めれば、たとえ間違っていても、リカバリーする時間が沢山ある」と言います。加えて「早く決めた方が、目的意識が高まり、生産性が上がる」とも言います。確かにその通りですわな。

人には皆、特性があります。瞬時に決断を下す彼も、じっくり判断する私も、それぞれ人間の個性です。弱点になることもあるけど、長所に置き換えることも可能です。フリーランスも人それぞれ、自分の特徴を「長所」に置き換えられるスタイルで、ビジネスを展開すれば良いわけです。件の彼は、新聞社サイトにも競り勝つほどのスピードを生かして、Blogを更新していくことにこそ、生きる道があるのだろうと思います。



余談ですが、昨月に私の部屋のエアコンがぶっ壊れまして、買い換えの為に家電量販店に行きました。すると、行きつけのビックカメラでは、取り付けが6日後だと言われ、愕然としました・・・いくらなんでも遅するやろ!なので、その場でヨドバシカメラに電話してみると、2日後に取り付け可能という返答だったので、私は迷わずヨドバシで購入しました。

この時もまた、スピードの重要性を実感した次第です。件の彼は、ヨドバシのようにスピード感を重視することで、がっちり利益を掴めていくことでしょう・・・

( 'ー`).。oO(そして仕事の遅いお前は、ビックカメラのように客に逃げられてしまうだろうね(笑) )

・・・いや、笑い事じゃねぇな。もっとアクセル踏み込まないと・・・(・∀・;)。

更新しないサテライトBlogにご注意

※本日の内容は、SEO検索エンジン対策の話であり、WEBサイトを持ってない人には関係ないかもです。

昨日3/16(土)にグーグルのパンダアップデートがあった模様です。事前に告知があったようですから、間違いないでしょう。そして、我が運営サイトの二つほどで、パンダテロを喰らった兆候が見られました・・・アクセスが半減しております(・ω・;)。

まあ私の運営サイトは、経済や金融がらみのジャンルなので、土曜日は平日に比べて2〜3割は減ります。それを差し引いた正味のダメージは、2〜3割の減少といった所でしょうか。

しかし、原因は割とはっきりしていることが、不幸中の幸いです。テロ喰らった2つのサイトは、共に更新しないブログと相互リンクしていたという、それ以外のサイトには無い特徴がありました。いわゆるサテライトBlogって奴を作っていた訳ですが、その更新まで手が回らなくなったので、1年以上放置していました・・・我ながら酷い様ですな(・∀・;)。

パンダアップデートのアルゴリズムは、品質の低いサイトをとことん排除していくというものです。上記のダメージ喰らったサイトは、それ自体が低品質ではありません。その証拠に、ヤフトピやWikipediaなんかに勝手に登録されております。

しかし、相互リンクしていたサテライトBlogは、品質はお世辞にも高いとは言えず(小汗)、しかも1年以上更新が止まっているという、惑う事なき糞ブログです(汗)。実際に、そのサテライトBlogは、トップページこそページランク2ほどが付いておりますが、個別のページはページランクが「N/A」・・・つまりゼロ以下、インデックスされてないと表示されるのです(大汗)。パンダアルゴリズムで言う所の、低品質コンテンツそのものでしょう・・・。

そのような糞Blogと相互リンクしている為、上記2つのサイトの検索順位が下げられたのだと思います。

よって、その2サイトのサテライト糞Blogとの相互リンクを、完全に切り捨ててみました。どちらも無料Blog製であり、しかも私のように糞サテライトを乱発しているユーザーが多いBlogサービスなので、とっとと縁切りした方が身の為だと感じました(お前が言うな状態ですが・・・)。

ちなみに、同じように無料Blog製のサテライトと相互リンクしていながら、パンダテロを喰らっていないサイトも持っています。そのBlogは、最低でも週1〜2回は更新しており、各ページのテキスト量も十分、しかも完全書き下ろし・この世に一つだけのページです。そのような「真面目に更新しているサテライトBlog」なら、パンダアルゴリズムに引っかからないと認識しました。

以上、途中経過ですが備忘録的に書き留めておきます。また動きがあれば、続報をお届けします。

フリーランスが消費税増税に対抗する方法〜物々交換でのビジネス

先々週だったか、テレビ東京系列のWBS(ワールドビジネスサテライト)で、面白い特集が組まれていました。何でもWEBなど一部の業界で、物々交換による商売が広がっているのだとか。
ttp://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_36260/
(番組動画あり。但しそのうち消えるはずなので直リンクしません)

番組で紹介されていたのは、飲食店のWEBサイト運営を受け持つ代わりに、その店の昼食券を一定枚数貰うという契約でした。この形式の大きなメリットは、飲食店側が、メニューの「原価」で支払いを行えるようになることです。標準的な飲食店の原価率は30%位ですから、調理にかかる光熱費を含めても、50%以内で収まるでしょう。よって、WEB制作会社への支払いが、事実上半分以下の料金で済むわけです。

実際に番組でも「合計900食分=30〜35万円相当の契約」と紹介されていますので、一食あたり300円台の計算になります。ランチの実売価格ではなく、原価で提供されているであろう事は、金額からも明らかですね。

WEB制作会社にとっても、必ず昼飯は食べるわけですから、制作費用を「現物支給」されても問題ないわけです。そして、飲食店側が原価で提供出来る分、制作料金を現金の場合よりも少し高めに設定してもOKなわけです。飲食店側はより安く、制作会社側はより高い値段で仕事を請け負える事になり、お互いにメリットがあるわけですね。



しかも、この物々交換経済には、もう一つ大きなメリットが存在します。それは、税金〜特に消費税の支払いを回避できることです。

物々交換を「商取引」ではなく「個人間取引」だと捉えれば、その分は商売の売上に含まれません。売上が少なければ、各種税金が低く抑えられます。特に、売上課税である消費税については、物々交換にしてしまえば、完全にゼロで済みます。

上記の例で言えば、本来なら飲食店側は900食分の売上(推計70〜90万円)、WEB制作会社は30〜35万円の売上に、消費税が掛かるわけです。これを「縁故でサイト制作を受け持って貰った」という体にすれば、お互いに消費税の支払いが不要になり、大幅な節税になります。

特に、消費税というのは、デジタル系のフリーランスにとって、極めて重い負担です。デザイナーやプログラマーなどには、商売上の原価がほとんど掛かりませんから、消費税の預かり金がほぼありませんので、一方的に取られ損になります。そのため、これらの職種では通常「みなし仕入れ率」というものを活用しますが、それでも仕入原価と認められるのは50%までです。よって、売上高が1200万円だったら600万円が課税対象となります。消費税率が5%なら30万円、10%に上げられたら60万円です。とてつもなく大きな負担ですね。

ですから、デジタル系のフリーランスは、できるだけ小さな売上で大きな利益を上げる事が、至上命題ともいえます。物々交換なら、売上高を計上せずに、事実上の利益(物々交換の商品)を得られますから、デジタル系のフリーランスにとっては究極の節税策となりますね。売上高1200万円の100万円分を物々交換に出来れば、消費税率5%で2.5万円、10%になれば5万円も節税出来ます。200万円以上を物々交換にしてしまえば、そもそも消費税が掛からなくなる(年商1千万円未満は非課税)ので、30〜60万円も税金を減らせます!

私もデジタル系のフリーランスなので、物々交換経済がもっと発展してくれると、非常に嬉しいですね。

※この消費税不要論は、番組のコメンテーターの方が述べられていました。しかし、物々交換でも「これは商売に相当する」と税務署にイチャモンを付けられる可能性はあります。それを回避する方法もあるのですが(領収書や契約書を残さない取引にする等)、どこまでが合法、どこからが脱税になるのか分かりませんので、これ以上の言及は自粛しておきます(笑)。

実店舗不要で簡単に独立起業できる30の職業

前回予告したように、今回からは具体的に、フリーランスとして喰っていく為の、職業の具体例を挙げてみます。

私は職種マニアというか、「フリーランスが喰っていける方法」を研究するのが大好きです。ただし、余りにも色々な方法がありすぎて、自分自身でも完全に整理し切れていない面もあります。ということで、とりあえずはフリーランスとして比較的安易に参入できる職種を、一覧として書き殴ってみました。

  • 定義としては、実店舗が不要な職種のみです。即ち、ラーメン屋として開業する、とかは対象外です。
  • 自分の意志で仕事の大部分をコントロール出来る職種、を扱いました。従って、一般のWEBデザイナープログラマーなど、クライアントから仕事を受注するタイプのフリーランスは、ここでは除外しています。電話一本で仕事を請け負う「何でも屋」みたいな仕事も除外です。
  • 赤の太字は私が現在行っている、赤の細字が今後やるつもり、橙色は興味を持っている職種です。
  • 参入障壁は、その職種を始めて「稼ぎ出せる」までの難易度であり、最終的な収益の大小は、また別物です。例えばストックフォトは、写真の素人でも簡単に始められますが、食い扶持(又はその一部)となるほど稼ぐのは、至難の業です。
  • あくまで筆者の独断と偏見に基づいた評価です。実際に行うのかは自己責任で願います。



■ライター系

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
自由人系ライター ★☆☆☆☆ 自分のBlogで文章を書き、アドセンス等で収益化
WEBライター ★★★★☆ ニュースサイト等に記事を寄稿
メルマガ配信(有料or文中広告) ★★★☆☆ 「有料メルマガの作り方(サイビズ)」

■在庫不要の物販系

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
アフィリエイト ★★☆☆☆ アフィリエイトの王道(翔泳社)」
ドロップシッピング ★★★☆☆ アフィリエイトより大変です・・・
写真販売(ストックフォト) ★★☆☆☆ PIXTAなどのサイト。「写真で稼ごう(マイコミ)」
イラスト販売 ★★★★☆ PIXTAなどのサイト。「イラストで稼ごう (マイコミ)」
スマホアプリの販売 ★★★★★ 「たった二ヶ月でiPhoneアプリをリリース〜(秀和システム)」
電子書籍出版 ★★★☆☆ Kindle自費出版ガイド(雄山洋:著)」
情報商材販売 ★☆☆☆☆ ※モラル的にお勧めしません

■在庫ありの商品物販系

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
せどり(書籍転売) ★★☆☆☆ せどりで副業!30代ダブルワーカーの日記(河原すみ:著)」
オークション転売(ヤフオク等) ★★★☆☆ 「ネットで稼げる!ヤフオク翔泳社)」 
海外との輸入・輸出転売 ★★★★★ 「eBayではじめる個人輸入&輸出ビジネス(ソシム)」
オリジナル商品の超小口販売 ★★★★☆ マイクロストアストアーズ.jpなど
マニア商品の完全受注販売 ★★★★★ プラモデルやフィギュアなどを超高精度で作って売る

■エンタメ系

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
動画の作成・配信 ★★★★☆ Youtube広告で収益化・国内事例海外事例
動画DVD販売 ★★★★☆ 「自作DVDで6500万円稼ぐ方法(須田祥充:著)」
音楽配信 ★★★★☆ iTunesなど音楽配信サービスを利用して販売
動画サイト運営 ★★★☆☆ 有益な動画を紹介⇒アドセンス等で収益化する
オンライン芸人 ★★★☆☆ YouTube等を使って自分の芸をPRしつつ、収益化もする

■指導者系

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
会合の主催 ★★★★☆ 「交流会・勉強会の主催者になって稼ぐ法(安井麻代:著)」
コンサルタント ★★★★☆ 「週末起業チュートリアル(藤井孝一:著)」
オンライン指導 ★★★☆☆ スカイプを使った語学レッスン、など
特殊知識の販売 ★★★★★ 「大学の理系教科書は1ページ25万円で売れる(新川智秀:著)」

■資本家

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
不動産大家業 ★★★★★ 「300万円で大家になって〜(加藤ひろゆき:著)」
ゲストハウスやシェアハウスの運営 ★★★★☆ ニートの歩き方(pha:著)」
デイトレーダー(短期投資家) ★★★★★ ※難易度が極めて高く、お勧めしません
資本家(長期投資家) ★☆☆☆☆ インデックス投資』で調べて下さい

■番外編

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
パチプロ ★★☆☆☆ ※社会的地位がゼロなので、お勧めしません
エロサイト運営 ★★★★☆ 「アダルトサイトの経済学(沢田高士:著)」



ここで挙げた職業は、世間一般の人からすれば、邪道というか、変わり種の仕事ばかりだと思われるでしょう。一般的に独立開業といえば、ラーメン屋だのネイルサロンだのと「実店舗を持つ商売」か、クライアントから仕事を受注するWEBデザイナーなどをイメージしがちです。即ち、私が最初に『除外項目』として挙げたものが、独立開業の王道だと思われがちです。

しかし、実店舗を持つ商売には莫大な初期投資が必要ですから、常に自己破産と隣り合わせ、金の事を心配しながら生きねばなりません。受注型の職業では、仕事が途絶える事に怯え、クライアントの言いなりになる「奴隷労働者」が大半です。これでは、わざわざ会社組織を離れ、フリーランスで生きていく意味など皆無です。

フリーランスとして独立する最大の意味は、精神的な自由を得る事では無いでしょうか?私がここで挙げた職業は、自分の裁量で仕事の大部分をコントロールできるものばかりです。また、「資本家」の項目以外は、ほとんど初期投資を必要としないものばかりです。手軽に始められ、ダメだったとしても気軽に別の仕事へシフトする事が可能です。そのため、サラリーマンを続けながら、副業として始めてみる事も可能です(というか、独立する場合も、本業と平行して行い、喰える目処が立ってからにすべきです)。

昨今では、20世紀には存在しなかった新しいタイプの仕事が、どんどん生まれているのです。私が皆さんに「もっと独立開業しようぜ!」と推奨しているのは、気軽に始められ、しかも精神的に自由な仕事が、沢山生まれてきているからです。

そして、一つの仕事に専念する必要も無いです。複数を掛け持ちする方が、収入源の分散化になって良いと思います。『半農半X』じゃないですが、デジタルとアナログ、オンラインと実地、のように相反する職種を複数持っていれば、リスクヘッジとしては最高ですね。

どうでしょう、皆さんの食指を動かした職業はありましたか?反響のある職種があれば、その詳細についても解説していく予定です。

パクリ被害は必ず起きる。だけどネットの食い扶持は幾らでもある

当Blogの大きなテーマの一つが「ネット起業」についてです。そろそろ具体的に書いていこうか・・・と思っていた矢先に、ちょっとしたタレコミがありまして。私の知人が、当Blogの記事とそっくりのことが書いてある所があると、密告してきてくれました。以下がそれです(直リンクはしませんので「h」を付けて、見て下さい)。
ttp://wp-d.org/2013/02/08/2505/

そして、私がBlog開設後4つ目に書いた記事が、以下です。
開業届に潜む罠〜事業税の業種について

文章は別物ですが、言ってる内容は全く同じですね。知人は私に

 (・д・)<(これって完全にパクリじゃね?通報して潰してやれ!)

と騒ぎ立てました。確かに、オリジナルの書き手としては、彼と同様の(いやそれ以上の)気持ちが無い訳じゃありません。しかし・・・悲しいかな、この程度ならパクリや盗作とは言えないのですよね。

ですが彼同様、著作権とかパクリなどについて、よく理解していない人も居るはずです。てことで、ネット起業の具体例に入る前に、少し著作権についての話をしてみます。



まず、文章における盗作というのは、基本的に全文(あるいは大半)をそのままコピペされた場合にのみ、成立する犯罪です。しかし件のBlogの場合、言ってる内容が私と同じでも、テキストが完全に異なっていますね。こういう場合は、盗作とは言えないんですよね。

それに、件のブログが、私のネタを盗用したのか、それとも私の存在など全く知らず偶然(私が記事を書いた直後に)同じ内容の記事をアップしたのかは、判別できないわけです。テキスト丸パクリなら、明確に盗用だと言えるのですが、似て非なるものの場合は、文句の言いようが無いわけですね。

そもそも、業種ごとに事業税が異なるという事は、公然の事実であり、知っている人は沢山います。私が公表した件の「裏技」には、ビジネスモデル特許も無ければ、著作権なんてものも発生しません。同じ内容を、誰がどんな風に語ろうとも、何の問題もないのです。

更に付け加えると、こういうライフハック系のネタというのは、WEBの世界では特に不条理が発生しやすいジャンルなのです。所謂キュレーターとかインフルエンサーと呼ばれる人達は、他人のネタをパクったとしても、まるで自ら発見したかのように振る舞えるのです。

貴方が第一発見者として公表したネタであっても、それをキュレーターの人〜例えばコグレマサトや神田昌典あたりがパクったとすれば、それは彼ら発のネタになってしまうのです。彼らの後ろには、何百〜何千という数の信者が付いていますから、BlogやらTwitterやらで、あっという間に「教祖様が発見されたネタ」として、ネット上で拡散してしまうのです。パクリだろうが後出しジャンケンだろうが、キュレーターとかインフルエンサーのほうが「大正義」となってしまうのです。

 (^^;) <(えらく治外法権な世界やね・・・)

知人は私の解説を聞いて、呆れたように漏らしましたが、これはWEBの世界では仕方ないことなんです。インターネットはべき乗則の世界であり、強い者が弱い者を踏み台にして、増々強くなっていく弱肉強食の世界なのです。その結果、強いものはとことん強く、そして弱いものはゴミほどの力すら持ち得ないのです。

インターネットでパクられるのが嫌なら、自分がキュレーターやインフルエンサーのような「強者」の側になるべく、努力するしかないのです。

 (;・∀・) <(じゃあ、お前が薦める「ネット起業」で生活するなんて、無理じゃね?)

そんな突っ込みも出てきそうですが・・・実はそんな事はありません。確かに、パクられるのが嫌なら、自分が「強者」になるしかありません。だけど、そもそもブログの一記事のネタをパクられる事で、一体どの程度の被害がありますか? 個別ネタのパクリなど無視して、新しいネタでページをどんどん追加していけば良いのでは?要するに・・・

ネット起業では「強者」になる事が必須ではありません

ネットでの稼ぎ方は、Blogで自己ブランディングして、キュレーターやインフルエンサーになる事を目指すだけでは無いのです。というか、キュレーターの枠なんてごく少数ですから、目指しても大半の人は成れずに終わります。しかしネット上には、様々な種類の食い扶持があり、しかも日進月歩でそれらの世界が拡大しています。本気でリサーチを続けていれば、自分が喰える世界は必ず見つけられるはずです。

てなことで、数回に渡って脇道にそれちゃいましたが、次回からネット起業の具体的な話に入ります。

いやホントにマジで、次回こそ・・・

ネット起業は社会的弱者を救えるはずだ

ちょっとショッキングな話を知った・・・。Twitterで【アフィリエイト体験談 @vinakacchan】さんが語っていた、以下のことです。

私は、件のBlog主がどのような人なのかは存じ上げませんし、本当に自殺されたのか確認したわけでもありません。しかし、日本では年間3万人以上が自殺しているわけですから、自分のBlogに遺書を書く人が居ても不思議じゃありません。よって、以下の文章は本当の話であるという前提で書きます。

人が自殺するのは、死を選ぶほどの深刻な悩みがあるわけです。内閣府が行っている自殺の原因・動機の調査を見ると、理由は沢山ありますが、結局は3つの問題に集約されます。

肉体的苦痛
精神的苦痛
金銭問題

件のBlogには、「人と関わって人を好きになって、その中で生きていく必要があって、そういう能力が必要なんだって思ってた」という文章が書かれています。彼は「生きていく為には人と関わることが不可欠だ」と感じていたことが読み取れます。つまり、件のBlog主さんは(一見すると)、二番目の精神的苦痛が原因で自殺したのだと思ってしまいます。

しかし、彼が北海道の白銀の世界や、金剛山からの眺望などに感激している様子から、決して人生の全てに絶望したわけでは無かった・・・と思うのです。美味しい物を食べて「おいしい」と感じたり、DVDを見て「かっこいい」とか「面白い」と思っているわけですから、完全に精神が破壊されているわけでもなかったはずです。

ならば、彼の自殺の動機は「金銭問題」だと言えるのではないでしょうか。会社勤めで生じる煩わしい人間関係から解放され、独力で収入を得られていれば、彼の「精神的な悩み」は、そもそも存在しなかったのでは? 【アフィリエイト体験談】さんが述べているように、自力で収入さえ得られていれば、彼は自殺せずに済んだのかもしれません。

テクノロジーの進歩は、グローバルな競争社会を生み出し、大量の社会的弱者を生む原因となりました。しかし一方で、社会から弾き出された人達でも、自力で生きていける手段も生み出したのです。アフィリエイトなどが、その最たる例だといえます。

アフィリエイトだけじゃありません。現在では、ストックフォト(写真やイラストの販売)や、電子書籍の出版、オークション転売やせどり、音楽や動画の配信など、インターネットを駆使して『人と会わずに仕事が完結出来る』収入源が沢山生まれてきています。極端な話、ずっと家に居ながら生計を立てて「引き籠もりのまま生きていく」事も、十分可能だと思います(実際そうしている人も居ます)。

私自身も人付き合いが下手な人間ですし、特に学校とか会社とか「集団」というのが苦手です。普通の人からすれば、おそらく社会不適合者でしょう。インターネットが無い時代なら、果たして生きていられただろうか?自分でも少し恐怖を感じます。

そういう意味では、今の私は幸せ者です。多くの人が遭遇している精神的苦痛をほぼ回避しつつ、人様以上の収入を得ているのですから、贅沢極まりない人生でしょう。ですから、世間の皆さんに『インターネット起業』の素晴らしさを伝え、社会から弾き出された弱者の人達を救っていく事が、私の罪滅ぼしというか、人生に科せられた使命なのだと思っています。



私には、自殺を考えるほどの肉体的・精神的苦痛というのは、想像が付きません。ご本人の苦しみを知らずに、安易に「早まるな」なんて声を掛ける事は、かえってその人を傷つける行為かもしれません。

しかし、金銭問題が理由で自殺をする人だけは、絶対に違うと思うのです。「たかが」ゼニカネの事で、自ら命を絶つ事など、明らかにおかしいでしょ。お金の問題さえ解決出来れば、死ぬ必要は無いわけであり、そしてお金の問題なんてのは、ほとんどの場合で解決可能なはずなのです。

私は今後、このBlogを通じて、世の人達にネット起業の様々な利点を伝えていきます。そして、金銭的苦境に追い込まれて自殺するなどという、悲しい事件を少しでも減らしたいと思います。

世の中そんな甘くないだとか、偽善だとか思われるかも知れません。しかし、金などという「くだらない物」の為に命を絶つなんて、どう考えてもおかしいです!金なんて幾らでも稼ぎ直せますが、命は一つ、人生は一度っきりです。ゼニ如きのために人生を諦めるなんて、不幸な人を生み出しちゃいけないんです!



最後になりましたが、故人となった件のBlog主さんに、哀悼の意を表します。
天国というものが、貴方の望んだ世界であることを、切に願います・・・。