パクリ被害は必ず起きる。だけどネットの食い扶持は幾らでもある

当Blogの大きなテーマの一つが「ネット起業」についてです。そろそろ具体的に書いていこうか・・・と思っていた矢先に、ちょっとしたタレコミがありまして。私の知人が、当Blogの記事とそっくりのことが書いてある所があると、密告してきてくれました。以下がそれです(直リンクはしませんので「h」を付けて、見て下さい)。
ttp://wp-d.org/2013/02/08/2505/

そして、私がBlog開設後4つ目に書いた記事が、以下です。
開業届に潜む罠〜事業税の業種について

文章は別物ですが、言ってる内容は全く同じですね。知人は私に

 (・д・)<(これって完全にパクリじゃね?通報して潰してやれ!)

と騒ぎ立てました。確かに、オリジナルの書き手としては、彼と同様の(いやそれ以上の)気持ちが無い訳じゃありません。しかし・・・悲しいかな、この程度ならパクリや盗作とは言えないのですよね。

ですが彼同様、著作権とかパクリなどについて、よく理解していない人も居るはずです。てことで、ネット起業の具体例に入る前に、少し著作権についての話をしてみます。



まず、文章における盗作というのは、基本的に全文(あるいは大半)をそのままコピペされた場合にのみ、成立する犯罪です。しかし件のBlogの場合、言ってる内容が私と同じでも、テキストが完全に異なっていますね。こういう場合は、盗作とは言えないんですよね。

それに、件のブログが、私のネタを盗用したのか、それとも私の存在など全く知らず偶然(私が記事を書いた直後に)同じ内容の記事をアップしたのかは、判別できないわけです。テキスト丸パクリなら、明確に盗用だと言えるのですが、似て非なるものの場合は、文句の言いようが無いわけですね。

そもそも、業種ごとに事業税が異なるという事は、公然の事実であり、知っている人は沢山います。私が公表した件の「裏技」には、ビジネスモデル特許も無ければ、著作権なんてものも発生しません。同じ内容を、誰がどんな風に語ろうとも、何の問題もないのです。

更に付け加えると、こういうライフハック系のネタというのは、WEBの世界では特に不条理が発生しやすいジャンルなのです。所謂キュレーターとかインフルエンサーと呼ばれる人達は、他人のネタをパクったとしても、まるで自ら発見したかのように振る舞えるのです。

貴方が第一発見者として公表したネタであっても、それをキュレーターの人〜例えばコグレマサトや神田昌典あたりがパクったとすれば、それは彼ら発のネタになってしまうのです。彼らの後ろには、何百〜何千という数の信者が付いていますから、BlogやらTwitterやらで、あっという間に「教祖様が発見されたネタ」として、ネット上で拡散してしまうのです。パクリだろうが後出しジャンケンだろうが、キュレーターとかインフルエンサーのほうが「大正義」となってしまうのです。

 (^^;) <(えらく治外法権な世界やね・・・)

知人は私の解説を聞いて、呆れたように漏らしましたが、これはWEBの世界では仕方ないことなんです。インターネットはべき乗則の世界であり、強い者が弱い者を踏み台にして、増々強くなっていく弱肉強食の世界なのです。その結果、強いものはとことん強く、そして弱いものはゴミほどの力すら持ち得ないのです。

インターネットでパクられるのが嫌なら、自分がキュレーターやインフルエンサーのような「強者」の側になるべく、努力するしかないのです。

 (;・∀・) <(じゃあ、お前が薦める「ネット起業」で生活するなんて、無理じゃね?)

そんな突っ込みも出てきそうですが・・・実はそんな事はありません。確かに、パクられるのが嫌なら、自分が「強者」になるしかありません。だけど、そもそもブログの一記事のネタをパクられる事で、一体どの程度の被害がありますか? 個別ネタのパクリなど無視して、新しいネタでページをどんどん追加していけば良いのでは?要するに・・・

ネット起業では「強者」になる事が必須ではありません

ネットでの稼ぎ方は、Blogで自己ブランディングして、キュレーターやインフルエンサーになる事を目指すだけでは無いのです。というか、キュレーターの枠なんてごく少数ですから、目指しても大半の人は成れずに終わります。しかしネット上には、様々な種類の食い扶持があり、しかも日進月歩でそれらの世界が拡大しています。本気でリサーチを続けていれば、自分が喰える世界は必ず見つけられるはずです。

てなことで、数回に渡って脇道にそれちゃいましたが、次回からネット起業の具体的な話に入ります。

いやホントにマジで、次回こそ・・・