実店舗不要で簡単に独立起業できる30の職業

前回予告したように、今回からは具体的に、フリーランスとして喰っていく為の、職業の具体例を挙げてみます。

私は職種マニアというか、「フリーランスが喰っていける方法」を研究するのが大好きです。ただし、余りにも色々な方法がありすぎて、自分自身でも完全に整理し切れていない面もあります。ということで、とりあえずはフリーランスとして比較的安易に参入できる職種を、一覧として書き殴ってみました。

  • 定義としては、実店舗が不要な職種のみです。即ち、ラーメン屋として開業する、とかは対象外です。
  • 自分の意志で仕事の大部分をコントロール出来る職種、を扱いました。従って、一般のWEBデザイナープログラマーなど、クライアントから仕事を受注するタイプのフリーランスは、ここでは除外しています。電話一本で仕事を請け負う「何でも屋」みたいな仕事も除外です。
  • 赤の太字は私が現在行っている、赤の細字が今後やるつもり、橙色は興味を持っている職種です。
  • 参入障壁は、その職種を始めて「稼ぎ出せる」までの難易度であり、最終的な収益の大小は、また別物です。例えばストックフォトは、写真の素人でも簡単に始められますが、食い扶持(又はその一部)となるほど稼ぐのは、至難の業です。
  • あくまで筆者の独断と偏見に基づいた評価です。実際に行うのかは自己責任で願います。



■ライター系

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
自由人系ライター ★☆☆☆☆ 自分のBlogで文章を書き、アドセンス等で収益化
WEBライター ★★★★☆ ニュースサイト等に記事を寄稿
メルマガ配信(有料or文中広告) ★★★☆☆ 「有料メルマガの作り方(サイビズ)」

■在庫不要の物販系

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
アフィリエイト ★★☆☆☆ アフィリエイトの王道(翔泳社)」
ドロップシッピング ★★★☆☆ アフィリエイトより大変です・・・
写真販売(ストックフォト) ★★☆☆☆ PIXTAなどのサイト。「写真で稼ごう(マイコミ)」
イラスト販売 ★★★★☆ PIXTAなどのサイト。「イラストで稼ごう (マイコミ)」
スマホアプリの販売 ★★★★★ 「たった二ヶ月でiPhoneアプリをリリース〜(秀和システム)」
電子書籍出版 ★★★☆☆ Kindle自費出版ガイド(雄山洋:著)」
情報商材販売 ★☆☆☆☆ ※モラル的にお勧めしません

■在庫ありの商品物販系

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
せどり(書籍転売) ★★☆☆☆ せどりで副業!30代ダブルワーカーの日記(河原すみ:著)」
オークション転売(ヤフオク等) ★★★☆☆ 「ネットで稼げる!ヤフオク翔泳社)」 
海外との輸入・輸出転売 ★★★★★ 「eBayではじめる個人輸入&輸出ビジネス(ソシム)」
オリジナル商品の超小口販売 ★★★★☆ マイクロストアストアーズ.jpなど
マニア商品の完全受注販売 ★★★★★ プラモデルやフィギュアなどを超高精度で作って売る

■エンタメ系

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
動画の作成・配信 ★★★★☆ Youtube広告で収益化・国内事例海外事例
動画DVD販売 ★★★★☆ 「自作DVDで6500万円稼ぐ方法(須田祥充:著)」
音楽配信 ★★★★☆ iTunesなど音楽配信サービスを利用して販売
動画サイト運営 ★★★☆☆ 有益な動画を紹介⇒アドセンス等で収益化する
オンライン芸人 ★★★☆☆ YouTube等を使って自分の芸をPRしつつ、収益化もする

■指導者系

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
会合の主催 ★★★★☆ 「交流会・勉強会の主催者になって稼ぐ法(安井麻代:著)」
コンサルタント ★★★★☆ 「週末起業チュートリアル(藤井孝一:著)」
オンライン指導 ★★★☆☆ スカイプを使った語学レッスン、など
特殊知識の販売 ★★★★★ 「大学の理系教科書は1ページ25万円で売れる(新川智秀:著)」

■資本家

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
不動産大家業 ★★★★★ 「300万円で大家になって〜(加藤ひろゆき:著)」
ゲストハウスやシェアハウスの運営 ★★★★☆ ニートの歩き方(pha:著)」
デイトレーダー(短期投資家) ★★★★★ ※難易度が極めて高く、お勧めしません
資本家(長期投資家) ★☆☆☆☆ インデックス投資』で調べて下さい

■番外編

仕事概要 参入障壁 参考書籍やサイト
パチプロ ★★☆☆☆ ※社会的地位がゼロなので、お勧めしません
エロサイト運営 ★★★★☆ 「アダルトサイトの経済学(沢田高士:著)」



ここで挙げた職業は、世間一般の人からすれば、邪道というか、変わり種の仕事ばかりだと思われるでしょう。一般的に独立開業といえば、ラーメン屋だのネイルサロンだのと「実店舗を持つ商売」か、クライアントから仕事を受注するWEBデザイナーなどをイメージしがちです。即ち、私が最初に『除外項目』として挙げたものが、独立開業の王道だと思われがちです。

しかし、実店舗を持つ商売には莫大な初期投資が必要ですから、常に自己破産と隣り合わせ、金の事を心配しながら生きねばなりません。受注型の職業では、仕事が途絶える事に怯え、クライアントの言いなりになる「奴隷労働者」が大半です。これでは、わざわざ会社組織を離れ、フリーランスで生きていく意味など皆無です。

フリーランスとして独立する最大の意味は、精神的な自由を得る事では無いでしょうか?私がここで挙げた職業は、自分の裁量で仕事の大部分をコントロールできるものばかりです。また、「資本家」の項目以外は、ほとんど初期投資を必要としないものばかりです。手軽に始められ、ダメだったとしても気軽に別の仕事へシフトする事が可能です。そのため、サラリーマンを続けながら、副業として始めてみる事も可能です(というか、独立する場合も、本業と平行して行い、喰える目処が立ってからにすべきです)。

昨今では、20世紀には存在しなかった新しいタイプの仕事が、どんどん生まれているのです。私が皆さんに「もっと独立開業しようぜ!」と推奨しているのは、気軽に始められ、しかも精神的に自由な仕事が、沢山生まれてきているからです。

そして、一つの仕事に専念する必要も無いです。複数を掛け持ちする方が、収入源の分散化になって良いと思います。『半農半X』じゃないですが、デジタルとアナログ、オンラインと実地、のように相反する職種を複数持っていれば、リスクヘッジとしては最高ですね。

どうでしょう、皆さんの食指を動かした職業はありましたか?反響のある職種があれば、その詳細についても解説していく予定です。