みんな、情報屋になろう!

以前にも少し書きましたが、私は名目はWEBデザイナーですが、実質的な収益はアフィリエイト、特にGoogleアドセンスからの収入が大半を占めています。私ははっきり言ってダメ人間ですが(汗)、今までの人生経歴上、経済や金融の知識、及びIT・ネット関連の知識は、人よりも遙かに優れています。実は私は、この知識を生かして、マネタイズしているわけです。

従って、私は自分の職業を「情報屋」だと思っています。

Googleアドセンスは、サイトやBlogの内容を読みとり、その内容に合った広告を「自動的に見つけて」表示してくれます。そして、閲覧者がその広告をクリックすれば、運営者に一定の金額が入るという仕組みです。

Googleアドセンスのポイントは、勝手にサイトの内容に合った広告を表示してくれる点です。一方で、他の一般的なアフィリエイトの場合、広告は自分で選んで表示しなければいけません。

この「勝手に広告を表示してくれる」事が、サイトオーナーのマネタイズを劇的に簡単にしてくれるのです。例えば、貴方がテニスについてのBlogを運営したとしましょう。サイトを見に来る人たちの多くは、当然ながらテニスに興味のある人たちです。そこへ、株式投資やネイルアートの広告が表示されても、クリックされる確率は低いでしょう。一方で「錦織圭、最新モデルのラケット登場!」という広告が表示されたら、クリックされる確率は非常に高いはずです。

Googleアドセンスでは、テニスのBlogには自動的にテニスに関連の深い広告が、勝手に表示されるのです。わざわざ色んなアフィリエイト会社を見て回って、テニスの広告を探してくる必要が無いのです。これは凄い仕組みです。

おそらく皆さんも、一つや二つは、他人よりも詳しい分野があるはずです。野球でも、料理でも、戦国武将でも、ガーデニングでも、何でもいいんです。あるいは趣味でなくとも、例えばリストラされたならその顛末記を、持病があるならその対処法を、というように、貴方の持っている知識や経験のどんなことでも、ネット上で文章化する事で、マネタイズできてしまうのです。

世の中には、貴方の体験談が役に立つという人は、必ず居ます。特に若い人にとっては、先人の歩んできた道を知り得る事は、非常に有益です。インターネットというのは、世界中の人々でナレッジマネジメントを行っているようなものなのです!

かのちきりん氏も、こんなことを言っています⇒ネットに超クールな“職業データベース”が出来つつある

私は、21世紀は「1億総情報屋時代」だと思っています。誰もが仕事・生活・趣味など、人生のあらゆる場面で、様々な情報を欲しています。そして逆に、誰もが情報の発信者として、それを求めている人に知らせる(そして広告で対価を得る)ことが出来るのです。

20世紀は、世間一般に広く情報発信できるのは、一部の特権階級(新聞やテレビなど)だけでした。しかし今は、ネットの発達やBlogの登場などで、誰もが情報の発信者になれる時代となりました。人々に情報を知らせられるのは、もはやマスメディアだけの特権では無くなったのです。本当に素晴らしい時代が来たと思います。

グーグルが世界中のWEBサイトの情報を網羅する事、そしてアドセンス広告により(サイトオーナーが)マネタイズ出来る仕組みを作った事、これは産業革命に匹敵する、劇的な変化です。21世紀は誰もが情報の発信者になり、誰もが収入を得る事が出来るという、新しい時代に突入したのです。

皆さんもぜひ、私と同じように「情報屋」になることを考えてみて下さい。次回は、実際にアドセンスでマネタイズしている人達の例を挙げて、どんなサイトを作れば人々に喜ばれ、かつお金が稼げるのか、具体的に見ていきたいと思います。